Bike Courier Column そもそもバイク便とは?
皆様はじめまして、“バイク便.JP”を運営する“株式会社サイドファイブ”代表の横山と申します。
基本的にはTwitter(現X)にて情報発信しておりますが、そちらでは少し掘り下げた見解などが伝わりにくいので、コチラでご紹介していきたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。
さて、記念すべき第1回のお題は『そもそもバイク便とは?』です。
実はこの『バイク便』というワード、年代や地域によって様々な捉え方があるようです。
『バイク便って会社や自宅まで荷物を引き取りに来てくれて、そのまま直行でなるべく早くお届けするサービスでしょ?』
と思われた方は恐らく“お住まいが都市部で40代以上の方”ではないでしょうか?
これが若年層になると“バイク便 = フードデリバリー”になり、地方になると郵便配達や新聞配達のバイクがバイク便と呼ばれている様です。
もちろん今回のコラムの内容は『会社や自宅まで荷物を引き取りに来てくれて、そのまま直行でお届けするサービス』の方のバイク便です。
バイク便はもともと“プレス便”と呼ばれていました。
新聞の朝刊や夕刊に記事を間に合わせるためや、テレビ局などの報道関係によく使われていました。
それがバブル期、サービス競争の比較として“速さ(早さ)”がどの業種でも追い求められる様になり、インフラ保守や電機メーカー、広告代理店やテレビ制作会社、デザイン事務所や印刷会社などの業界が特に迅速さを求めバイク便を多く利用する様になりました。
その時代の象徴として『宅配ピザご依頼から30分以内にお届けできなければ無料』などの社会現象も起きました。
他では、郵便局でも“超特急郵便(後の新特急郵便)”という名称でバイク便サービスを取り扱っていた(現在はサービス終了)時期もありました。
最近なら“新型コロナウィルス”陽性で自宅隔離やホテル隔離で療養されていた方はいらっしゃいませんか?
電話やオンラインで診察され、お薬が自宅に当日中届いた経験をされた方もいらっしゃるかもしれませんが、それらは“バイク便”でのお届けが大半です。
この様に今まで自社スタッフで賄っていた“配送納品業務”を外注するケースが多くなってきました。
単純に人手不足であったり、自社スタッフの配送納品業務を時給換算した時にバイク便配送料の方が安くつくケースも多くあります。
例えば上記のお薬のお届けでは、調剤薬局で働く薬剤師さんの時間給は【2000〜2500円】が相場です。
お届けに徒歩で行くのか自転車で行くのか、あるいは会社保有の自動車で行くのかで経費計算は変わってきますが、費用対効果を考えるとこれが税込990円で済むバイク便サービスがあるのなら使わない手はありませんね。